インドからの衣類製品関税撤廃

アパレル製品を海外から輸入する際に関税の支払いが発生します。
輸入時の製品の価格を課税標準として、それに関税率をかけて関税額が計算されますが、製品原価として把握する必要があります。
関税率は製品により異なりますが、アパレル製品、布製品では、4.4パーセントから20パーセントになります。例えばシャツや肌着類では、7.4~10.9%です。
この分は、製品価格に上乗せすれば良いのですが、価格を抑えた商品では、小売価格を上げるわけにはいかないので、利益率を圧迫することになります。

近年、日本とインドの間で、EPA(経済連携協定)が締結されたことで、インドから繊維製品を輸入する際の関税がゼロになりました。
インドのモディ首相は、Make In India をスローガンとして、アパレル製品を含めて、製品の輸出に力を注いでいます。
インド生産の品質は上がってきており、アパレル製品の生産拠点として注目が高まってきています。

参考
アパレル製品2023年関税率表