当社では、インド現地パートナー工場と信頼関係のもと、長期視点でビジネスをしています。
その理由は、生産開始前の検討段階において、製品品質の安定性と納期管理の見通しが立ちやすいことが挙げられますが、このことは製品価格に大きく関わってきます。
量産品の場合は製品原価を少しでも安くする必要があるため、現地での長期的な視点での生産環境の構築が不可欠になります。
アパレル製品の海外生産で価格のメリットを出す方法
現地での手間とロスを減らすことで、生産コストに競争力がつきます。
新規での生産の際は、生地の手配、部材の手配、技術者への製品品質指導など多くの手間がかかります。工場側は不良品ロスを算出しにくいので、低い見積もり金額を出しにくい事情があります。
継続的な生産でコストダウン
生産回数が増えることで
現地の工場管理者が日本のバイヤーと同じ目線を養い、安定した製品品質を確保するための仕組みを作れるかどうかが重要になるように思います。
工場側としては追加の作業や不良品として判断された製品分はコストになります。生地のロス、アパレル製品のロスを減らせば、ひと製品あたりにかかる原価が下がります。
検品作業に関して、持ち出し検品、全数検品、抜き取り検品などありますが、検品の工数が減るとその分もコストダウンにつながります。
また、リピートの依頼が安定的にあれば、現地作業者の雇用が安定し、ひいては製品品質が安定すると同時にリードタイムも向上します。